2017 年はビットコイン価格の急上昇が大きなニュースとなり、仮想通貨市場が非常に注目されました。金価格は 13%上昇し、堅調なパフォーマンスを見せましたが、ビットコイン価格が年末までに 13 倍に上昇したことに比べれば、わずかな上昇にすぎません。一部の評論家は、仮想通貨は金
に取って代わる可能性があるとまで主張しました。ビットコインを取引通貨として使用する妨げとなる可能性があります。仮想通貨は、金融システムの一部として確固たる
地位を築くかもしれません。
しかし、ワールド ゴールド カウンシルの見解では、以下の点において、仮想通貨と金はまったく異 なっています。
- 金は仮想通貨よりも変動幅が小さい
- 金は仮想通貨よりも市場の流動性が高い
- 金は確固たる規制枠組みに則って取引されている
- 金は投資ポートフォリオにおいて重要な役割を果たすことが十分に検証されている
- 金には仮想通貨と異なる需要源や供給源が多数存在する
こうした特徴は、主流の金融資産としての金の地位を支えており、現代のデジタル社会においても金は有効性を保ち続けると考えられます。